1.耐久性

・鋳鉄は下水道のマンホールの蓋にも使用されている素材で、特にダクタイル鋳鉄は鋳鉄中の炭素の結晶が球状になるので、引張り強度が増し、製品の形状によっては鋼よりも強固になる。 

2.耐食性

・鋳鉄製品の特色として、鋼に比べ炭素を多く含むため、鋳鉄表面に、酸化しにくい層が生成され、(酸化皮膜)耐腐食性が高まる。 
海水中での鉄イオン溶出実験の結果から100年近い耐食性を持つことがわかっている。 
・国境に位置する沖ノ鳥島は鋳鉄の消化ブロックにより囲まれ守られている。 

3.リサイクル性

・鋳鉄の主原料は鉄スクラップと白の顔料を精製する際の副産物である銑鉄で、これらを1500℃以上の熱で溶解したものである。溶解し鋳造すれば繰り返し製品が作れる。 
・使用材料は全て自然界に還元され、海水中での環境汚染も少なく長期的にみればリサイクルとなる。(鋳鉄の構成元素が溶出し、海水中に還元される。) 
 

4.環境性

鋳鉄は約1200年前から鍋や釜、鉄瓶などとして日本人の食生活の中で使用されてきた安全な素材である。 
・鋳鉄が持つニ価鉄は水生植物の光合成や貝類などが成長するための栄養分になる。